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執筆者の写真若林勇太

第2回日光アイスバックス×日光スケーターズクラブアイスホッケー体験会


日光アイスバックス×日光スケーターズクラブ

第2回目のホッケー体験会が今市青少年スポーツセンターにて開催されました。

私たちの当初の予想は体験会後、子供たちの口から「難しかった。」とか「ツラかった。」という意見が多く上がると思っていました。

そういった感想に対し、どうやって賞賛してあげようか?褒めてあげようか?モチベーションを上げてあげようか?を考えていました。

しかし、終わってみると予想に反し、「楽しい!」「またやりたい!」という前向きな声ばかりで、嬉しかったし驚きでした。

ホッケーの魅力が少しだけ伝わったかな?と思います。

当日はアイスバックスの現役選手もコーチとして参加して頂き、子供達も大盛り上がりでした。

ホッケーを真剣にやりたい!という生徒もいて、非常に手応えを感じました。

改めて体験会を実施してよかったと思っています。

ご協力頂きました日光アイスバックスの皆さん、ならびに県内4つのホッケークラブの皆さん、

本当に有難うございました。

今回の目的の一つには、競技者の輩出があります。

2014年にスタートした日光スケーターズクラブは、この3年間で生徒数は年々200%づつ増加しました。

これは市民の皆さんや日光市の支えて頂いた成果です。

毎週日曜日のスケート教室を通し個々のスキルやメンタル面は格段に向上しました。

子供たちのスケート実施頻度も上がり、徐々に定着しつつあります。

もともとスケートはエントリーコスト(移動や用具購入を含め、参加するまでにかかる費用と時間)がかかるスポーツです。

私たちは生徒たちに初心者向けスケート靴を無料でシーズンレンタルを行ったり、上手になった生徒には中古スケートを無料で年間貸し出しを行うことで、個人の費用負荷を減らし、参加者のエントリーコストを下げることが出来ました。

そうした取り組みを行うことで、徐々に底辺拡大が出来つつあります。

しかし、競技普及において、最も難易度が高いのは、競技への移行です。

楽しみの一環としてはじめたスケートから、競技へ移行するのが難しいのです。

実際、私たちスケーターズクラブ内の統計でも30人中1人しか競技へ進んでいません。

ですので今回、少しでも競技に触れる機会を作り、競技移行を促すべくホッケー体験会を開催させて頂きました。

スケートを競技として取り組むことで、将来の可能性は格段に広がります。

その価値を、より多くの保護者、子供たちに知ってもらいたいというのが僕らの願いです。

今回のようなイベントを今後も増やして行くことで、

競技移行者を20人中1人に、移行率を30%程度上げられる見立てです。

日光スケーターズクラブの中には才能や素質がある生徒が沢山います。

生徒達には、是非競技の楽しさを知ってもらいたいと思っています。

小学校、中学校に在籍する期間だけでも良いと思います。

県内4つのクラブでは、防具を貸してくれたり、靴を貸してくれたり、コスト面でのサポートも手厚く行っています。

オリンピックに出場するとか、プロになるとか、いきなり高い目標を課す必要もなく、

継続する中で、勝つことへのこだわりや追求心が芽生えたら、高校、大学への進学を考えれば良いと思います。

生徒たちが将来、学業や習い事、趣味と比較し自らの意思で進路を決定する中で、

スポーツというチョイスが入ってくれば良いし、スポーツで培ったものは、いずれ何をするにもベースになり得るでしょう。

私たちは今後取り組んで行く中で、競技への参加率を高めてあげること、生徒たちの競技移行後のサポートも行っていきたいと思います。

今シーズン、日光スケーターズクラブでのホッケー体験会は全て終了ですが、

県内各クラブでは今シーズンもまだまだ体験会を実施しています。

ホッケーに興味ある方は、各クラブにお気軽にお問い合わせ下さい。

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