皆さん、休校明けはいかがお過ごしですか?
新しい通学スタイルや慣れない生活の中では、なるべく早く適切な生活リズムを身につけることが大切です。
今日は生活リズムの中でも、最も重要なパートである「睡眠」についてお話しします。
睡眠の機能について
睡眠には、
・疲労を回復させる。
・大脳の情報処理能力を回復させる。
・記憶を整理して定着させる。
と言った機能があります。
したがって、睡眠をきちんと取れているかどうかが学力や運動能力に大きく影響します。
特に、スポーツをやっている子は、疲れた身体を休め、筋肉や骨格の成長を促す必要がありますので、十分な睡眠時間を確保するよう心掛けましょう。
十分な睡眠時間は?
年齢に応じた適切な睡眠時間は、
新生児:16時間
1歳:12〜13時間
4歳:11〜12時間
5歳:10〜11時間
10歳:10時間
と言われています。
もちろん、個人により差は生じるものの目安として覚えておいてください。
小学生のうちは、最低でも10時間の睡眠を目標にしましょう。
遅寝遅起きの10時間より、
早寝早起きの10時間の方がベター
では、一体何時に寝て何時に起きるのがベストなのでしょうか?
適切なのは、脳の働きを最も活発にしておくべき時間の2時間前に起きることです。
子供の脳は学習する上で2時間程度のウォーミングアップ時間が必要です。
つまり、保育園が10時に始まるなら遅くとも8時には起きるようにしましょう。
十分な睡眠を取らないとどうなるか?
十分な睡眠を取らないと
・集中することが困難になる
・イライラする
・じっとしていられない
と言った傾向が現れます。
集中することが困難になると、勉強やスポーツに専念することが出来なくなる。
イライラすると、ストレスを抱え、俗に言う「キレやすい」子になる。
じっとしていられない子が増えると、学校や塾での授業崩壊を招く。
などの可能性があります。
現代社会で、子供はどんどん短くなり、十分な睡眠を確保できる子が少なくなってきているのが現状です。
親の仕事や習い事、止むを得ない理由はあると思いますが、睡眠は成長に最も大切な要素です。
小さいうちは睡眠時間を最優先で確保するように心掛けましょう。
寝付けない子は、夜より朝頑張る!
では早く寝付けない子はどうしたら良いでしょうか?
いきなり生活リズムを早め、早く寝るのは難しいものです。
どうしても寝れない子の場合は、早く寝ようとするのではなく、早く起きることを目標にしてみましょう。
最初は朝起きるのが辛いかも知れませんが、毎日少しずつ早く起きることを心掛けてみましょう。
朝早く起きれば、夜も早く眠くなります。
肝心なのは、いきなり1時間や2時間早く起きようとするのではなく、
毎日15分〜30分、少しずつ早めて行きながらリズムを掴むようにしてみてください。
以上
睡眠と生活リズムについてでした。参考になれば幸いです。
是非実践してみてくださいね。
何かご質問・ご相談ありましたらいつでもご連絡お待ちしています。
(記事参考:早稲田大学;前橋 明)
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